【入門】SEOライティングで成果を出すための6つのコツ 初心者が知るべき注意点は?
デジタルマーケティング2021/8/10
目次
<こんな疑問がある方におすすめ>
- SEOライティングってそもそも何?
- SEOライティングって具体的に何をすればいいの?
「SEOライティング」とは、ブログや自社サイトなどの記事を、検索順位上位に表示させるためのスキルです。
記事を検索エンジンの上位に表示させることができれば、アクセス数が増加しやすくなるので、SEOライティングはサイトへの流入率を増やすために必要不可欠だと言えます。
SEOライティングでは「ユーザー」と「Google」二つの目線が大切です。
この記事ではSEOライティングで注意すべきポイントや、6つのコツなどについて解説します。
SEOライティングとは
「SEOライティング」とは、記事やサイトの検索結果上位を目指すためのライティングのことで、「Webライティング」とも呼ばれます。
Webサイトの検索結果は検索エンジンのアルゴリズムによって決定されますが、このアルゴリズムはGoogleとYahoo共通のものです。
日本国内で使われる検索エンジンの9割はGoogleとYahooなので、このSEOライティングで「Googleへの対策」を行えば、国内9割以上の検索エンジンに対応可能です。
ただ、Googleの検索結果に表示される記事を読んでくれるのは人間ですから、SEOライティングでは「ユーザーを意識すること」も必要です。
SEOライティングを意識した記事を書くための2つのポイント
Googleへの対策とユーザーを意識することとは、以下のことを意味します。
- Googleへの対策 :ユーザーの検索意図を考え、キーワードを選定する
- ユーザーを意識する:ユーザーにとって利便性の高い記事を書くこと
①ユーザーの検索意図を考え、キーワードを選定する
SEOライティングではキーワード選定が非常に大事な要素であり、ここを怠ると、どんなに良質な記事でも上位表示が難しくなります。
キーワードとはユーザーが検索エンジンに入力する言葉で、ユーザーの疑問や解決したい問題を表すものです。
後で詳しく解説しますが、キーワード選定時に大切なのは以下の事柄です。
- ユーザーの検索動向を知り、関連キーワードをピックアップする
- キーワードの検索ボリュームを調べる
- 競合ページをチェックする
関連記事:【無料ツール紹介】SEO競合調査方法について|6つの見るべきポイントを解説
②ユーザーの利便性を重視する
SEOライティングは検索エンジンだけに向けたものではなく、第一に「検索エンジンの向こうにいるユーザー」のことを考えた方法です。
Googleの検索エンジンはユーザーの利便性を最優先に考えて設計されているので、ユーザーにとって有益な記事を作成すれば、上位にコンテンツが表示されやすくなります。
後で詳しく解説しますが、ユーザーの利便性を考えて記事を書くには、具体的に以下の点に注意しましょう。
- 誰でもわかりやすい文章構造を意識する
- ユーザーが知りたい情報を記事冒頭などの早い段階で提示する
- わかりやすいタイトルを付ける
- 共起語を入れる
- 論理的な文章を書く
(記事構成編)SEOライティングに必要な4つのコツ
SEOライティングで重視すべきポイントは、先に述べたように以下の2点です。
- ユーザーの検索意図を考え、キーワードを選定する
- ユーザーの利便性を重視する
これらのポイントを踏まえ、良質な記事を書くために必要なSEOライティングのコツを4つ、記事構成の面から見ていきましょう。
<4つのコツ>
- ユーザーの検索語句とサイト内容の関連性を高める
- キーワード選定に力を入れる
- タイトルにキーワードを入れる
- 記事の専門性と独自性を高める
ユーザーの検索語句とサイト内容の関連性を高める
ユーザーが検索エンジンで語句を入力する場合は、解決したい疑問や問題を抱えていることがほとんどです。
ユーザーの検索語句には彼らが解決したい課題が反映されているので、この問題解決のヒントになるコンテンツを用意することが重要です。
つまりユーザーの検索語句と関連性の高いコンテンツとは、「ユーザーのニーズを満たせるコンテンツorユーザーの悩みを解決するコンテンツ」のことを言います。
キーワード選定に力を入れる
キーワード選定時はある程度のユーザーが検索していて、上位表示がやりやすい「検索ボリュームが100以上1000未満のキーワード」から選び、次に大多数のユーザーが検索する「1,000以上10,000未満のキーワード」の選定へと移行します。
無料検索ボリューム調査ツール:Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
キーワードを選定する際の具体的な手順を詳しく見ていきましょう。
<キーワードを選定手順>
- ターゲットユーザーを選定する
- 関連キーワードを調べる
- キーワードを実際に検索する
ターゲットユーザーを選定する
まずは記事のターゲットとするユーザーを選定します。
例えば筋トレ関連の記事を読むユーザーは単に「筋トレ」と検索する場合と、「筋トレ 種目」など、より具体的な語句を入力する場合とに大別できます。
そこからさらに種目でもどんな種目か、自重かウェイトを使用するのかなどの違いが生じます。
そのためターゲットユーザーを決める際は年齢、性別、検索意図などを具体的に想定することが大切です。
関連キーワードを調べる
ターゲットユーザーを選定した後は、「ラッコキーワード」やGoogleが無料で提供している「キーワードプランナー」を使って関連キーワードを調べます。
調べた関連キーワードをなるべく多くピックアップし、よりユーザーのニーズを掴みつつ、1ヶ月間の検索総数である検索ボリュームも調査します。
検索ボリュームを調べた後は「検索ボリュームが100以上1000未満のキーワード」と「1,000以上10,000未満のキーワード」に大別します。
キーワードを実際に検索する
選定したキーワードで実際に検索をし、どんなサイトが上位表示されているかを確認します。
上位表示されているサイトの傾向を把握すれば、よりユーザーの検索意図を把握でき、作成するコンテンツの方向性が掴めます。
競合記事の見るべきポイントはいくつかありますが以下の3点を目安として確認しましょう。
- 見出しの確認(どのような見出しで記事を書いているか)
- 記事の文字数
- ペルソナ(誰に向けた記事が上位表示されているか)
関連記事:集客できるブログのキーワード(テーマ)選定方法について。4つの注意点も解説
タイトルにキーワードを入れる
タイトルは30字~40字ほどを目安とし、違和感なくキーワードを入れつつ、その章で何が書かれているのかひと目でわかるようにします。
※Googleの検索結果のタイトル表示文字数は32文字のため、30~32文字前後のタイトルがベストです。
ユーザーにとってわかりやすく、検索エンジンも判別しやすいタイトルだと、上位表示される可能性が高まります。
記事の専門性と独自性を高める
Googleはコンテンツの「専門性」、「信頼性」、「権威性」を重視しており、これらを満たすことで上位表示されやすくなります。
- 専門性:Webサイトやコンテンツが専門的なほど特定の事柄について詳しい
- 信頼性:Webサイトやコンテンツが信頼できるものか
- 権威性:コンテンツの制作者が特定の事柄について著名か
権威性は難しい面があるので専門性と信頼性を重視し、これにプラスしてコンテンツの独自性を重視しましょう。
独自性は競合と比較して、自分達のコンテンツが選ばれるポイントになりやすいというメリットがあります。
(記事執筆編)SEOライティングに必要な6つのコツ
続いてSEOライティングのコツを6つ、今度は記事執筆時のポイントを見ていきましょう。
- 句点ごとに改行する
- 情報をまとめるときは箇条書きを使う
- 見出しごとに画像を入れる
- 記事本文に共起語を含める
- 論理的な文章を書く
- 指示語や代名詞を使わない
句点ごとに改行する
SEOライティングでは、記事の読みやすさを重視することも大切です。
なぜなら読みにくい記事であればユーザーは記事を読む行為を苦痛に思い、途中でページから離れる可能性が高いからです。
ユーザーが読みやすい記事を書くために必要なのが、なるべく改行や行間に気を配ることです。
適度に改行された文章は読みやすく、ユーザーの負担になりにくいというメリットがあります。
オススメの改行方法は句点ごとの改行です。
句点ごとに改行すると文章の開始位置が左に揃い、スクロール時に内容を読みやすくなります。
特にスマートフォンが普及した現在では、句点ごとの改行は「文章の塊が縦に長くなることを防ぐ」効果もあり、ユーザーの利便性を重視することにもなります。
また、昨今GoogleはSXO(「検索体験最適化」)を非常に重要視しています。簡略的に説明すると読み手の滞在時間が長いコンテンツ程上位表示されやすいというGoogleのアルゴリズムです。
読み手の満足度がSEOのランキングにも直結するため読みやすい文章を心がけましょう。
関連記事:SXOの重要性について|SEOとの違いやSXO対策方法を解説
情報をまとめるときは箇条書きを使う
情報をまとめるときは箇条書きを使って要点を整理することで、「ユーザーに覚えておくべき情報」を提示し、読者が記事を読む際の負担を軽減できます。
また箇条書きにすることで、箇条書きの箇所だけを検索結果に拾われることがあります。SEO的にもプラスの側面が大きいたので積極的に箇条書きを活用しましょう。
<「深呼吸 方法」と検索した際の検索結果>
見出しごとに画像を入れる
見出しごとに画像を挿入することで、見出し内で説明している内容を読者がひと目で判別しやすくなり、記事がより読みやすくなります。
また可能であれば自分で作成したオリジナル画像を使用しましょう。 オリジナル画像を用いることで記事の独自性とオリジナル性がより高まりSEOのポイントが高まります。
記事本文に共起語を含める
「共起語」とは、「あるテーマについて語る際に自然と多く使用される言葉」のことです。
この共起語を数多く入れた記事はSEOにおいても評価されやすく、上位表示されやすい傾向にあります。
無料共起語ツール:共起語検索ツール
論理的な文章を書く
「論理」とは、「特定の主張を相手に届けるために必要な筋道」であり、「論理的な文章を書く」とは、読者が読んでいて疑問を感じない記事の執筆を意味します。
先述の共起語が多く入った記事作成にも効果的なのが、論理的な文章を書くことです。
この論理的な文章を書くためには、以下の点に注意することが大切です。
- 読者が疑問を抱く箇所を想定し、先に答えを用意する(=結論から書く)
- 読者が「なぜ?」と感じる事柄に対する根拠が十分に説明されている
- 難しい言葉・表現を使用しない
さらに「ユーザーが知りたい情報を早めに提示」しつつ論理的な文章を書くには、以下の流れを心掛けましょう。
- 結論→根拠→結論
この結論→根拠→結論の流れはユーザーにとって必要な情報(結論)を先に提示し、その理由を説明した上で再び結論(情報)につなげるので、ユーザーが疑問なく記事を読めるメリットがあります。
また、読み手の共感を促す文章(例:~ってよく言うけと、本当はどうなの?)を書き、カギかっこで囲ってわかりやすくすることも大切です。
読み手の共感を促す文章は「自分に関係あることを書いている」とユーザーが記事に関心を持つきっかけになり、情報もより読者に伝わりやすくなります。
指示語や代名詞を使わない
指示語とは「あれ」や「それ」といった言葉のことで、代名詞とは「この施設」など、特定の言葉を言い換えた言葉です。
なぜこの指示語や代名詞を使用しないことが大切かというと、ユーザーがページをスクロールして記事を読み飛ばした場合、文章の「これ」、「あれ」といった言葉が何を指しているかわからないという問題が生じるからです。
記事の内容がユーザーに伝わらないと意味がないので、記事を書く際はなるべく指示語や代名詞を使わないようにしましょう。
SEOライティングの注意点
SEOライティングで散見される失敗例は以下のようなケースです。
ユーザーニーズから外れてしまう
SEOライティングと言っても本質的な意味は「ユーザーのニーズに答える」ということです。ライティングはGoogleのために行うものではありません。
あくまでもユーザーに価値のある情報を届けるためにライティングするということを決して忘れてはいけません。
当たり前の事のように聞こえますが、競合記事が使用しているキーワードに囚われすぎてしまったり、オリジナル性を求め過ぎるあまり読みづらい記事になってしまうということは散見されます。
なぜユーザーが特定のキーワードで検索行動を起こしたのかを考察しましょう。もっと言うと「検索意図」を考え抜き、ユーザーのニーズに答えるコンテンツ作成を心がけましょう。
関連記事:【現役編プロが解説!】記事制作を外注する際の8つのポイント|おすすめの記事制作会社も紹介
SEOライティングのコツをおさえ、良質な記事を書こう
SEOライティングは検索エンジンで記事を上位表示させる方法であると同時に、ユーザーにとって価値が高くわかりやすい情報を届けるための手段です。
記事を書く際はユーザーのことを第一に考え、検索エンジンが重視していることを知れば、より効果的なSEOライティングができます。
ユーザーを大切にSEOライティングに取り組みましょう。
また、LUCYでは、SEOに強い記事制作の代行を行っています。
SEOライティングは最初は難しい点もあるかと思います。
もしライティングでお困りのことがあればお気軽にご相談下さい。