SEO対策における被リンクとは?獲得方法や注意点などを解説
デジタルマーケティング2021/7/20
目次
SEO対策において重要視されるのが「被リンク」です。良い被リンクを獲得していくことで、検索順位を上げる効果があります。
しかし被リンクがSEO対策において不可欠である一方、扱い方にも注意が必要です。最悪の場合、Googleからペナルティを受けて検索結果に表示されなくなる可能性もあります。
そこで本記事では、被リンクの概要や獲得方法、注意点を解説します。SEO対策に力を入れていきたい方はぜひ参考にしてください。
SEO対策で重要な被リンクとは?
被リンクとは、外部サイトに設置されたリンクを指します。
たとえば、弊社運営サイトの記事である「【体験談あり】ユーチューバーは本当に稼げる?職場にバレない?稼ぎ方や注意点」では、次のような外部リンクを貼っています。
▲Googleのページのリンクを貼っている(Googleにとっての”被リンク”となる)
上記では、Googleのページからリンクを引用しています。つまりGoogleにとって、本サイトに貼られた上記のリンクが「被リンク」になります。
そしてSEO対策において、自サイトの被リンクを増やしていくことはかなり重要です。
なぜSEO対策において被リンクが重要なのか?
なぜSEO対策で被リンクが重要視されるのでしょうか?それは、被リンクが検索順位を決める要因になっているからです。
SEO対策では、数百にもわたるさまざまな要因によってページの検索順位が決定します。その中でも重要な位置づけにあるのが「被リンク」です。評価の高いWebサイトや、数多くのページに自サイトのリンクを貼ってもらうことで、検索順位が上がりやすくなります。
そこで被リンクを獲得するには、他サイトに利用されるほど良質なコンテンツをつくることが不可欠です。
被リンクを無料で確認する方法
自サイトの被リンクが、他サイトのどのページに貼られているかを確認する方法があります。それがGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)です。
Google Search Consoleとは、Googleが提供する無料のサイト解析ツールです。次の手順で、他サイトの被リンクを確認できます。
1.Google Search Consoleにログインし、ページ左側の「リンク」を選択する
2.「上位のリンク元サイト」から被リンクを確認する
▲被リンクの多いドメイン順に表示されている
なお、Google Search Consoleを導入していない方は、こちらの記事も参考にしてください。
被リンクを獲得する方法
被リンクを獲得するための3つの方法を解説します。
1.良質なコンテンツをつくる
被リンクを獲得するには、他サイトに貼ってもらえるだけの良質なコンテンツを作成することが大切です。
ユーザーがインターネットで検索するとき、悩みや困りごと、要望などを抱えています。これらのニーズに十分応えるためにコンテンツ(記事)があるのです。良質なコンテンツによって多くのユーザーのニーズに応えられると、検索結果で上位に表示されやすくなります。
検索結果で上位に表示されやすくなると、露出が増えるので被リンクを獲得する機会も増えます。つまり被リンクを獲得するには、小手先の技ではなく、良質なコンテンツをつくることに注力すべきなのです。
2.共感を得やすい内容にする
被リンクを貼ってもらうには、共感を得やすいコンテンツづくりを意識しましょう。なぜなら人は、共感した内容を拡散したいと思うからです。
実際にTwitterでも、共感したコンテンツに自分の意見を加えて拡散する傾向があります。
共感される記事にするには、オリジナルコンテンツをつくることが不可欠です。たとえば企業ならば、お客様のお困りごとを解決した内容をストーリーにして記事にすれば、ほかにないオリジナルコンテンツとなります。オリジナルコンテンツほど人間味が生まれるので、共感も得やすくなるのです。
また、ユーザーの悩みを徹底的に解決した記事も拡散されやすくなります。結局のところ、共感されるコンテンツをつくるには、ユーザーのためになる情報を提供することが求められるのです。
3.SNSを活用して露出を増やす
被リンクを増やすには、露出を増やしていくことが重要です。そこで露出を増やす方法として、SNSを活用するのがおすすめです。
SNSはその媒体によって、非常に拡散性の高いツールになります。たとえば次のようなSNSは、コンテンツを拡散するのにとても役立ちます。
<コンテンツを拡散しやすいSNS>
SNS | 特徴 |
他人の投稿内容を共有できる「リツイート」で、投稿内容が拡散されやすい。企業用アカウントも積極的に運用されている。 | |
企業用アカウントでコンテンツを発信できる。またほかのSNSと比べて、ビジネスの特色が強い。「シェア」によってコンテンツが拡散される。 | |
Instagram(インスタグラム) | 画像や動画の投稿に特化したSNS。画像や動画と組み合わせてコンテンツを拡散する手法が一般的。 |
ただし、SNSの被リンクは直接的にSEOに効果はないと言われています。つまり、TwitterやFacebookでコンテンツが多く拡散されても、検索順位が上がることはないのです。
ただし、SNSの拡散性の高さは無視できません。SEOに直接的な効果はなくても、SNSで露出を増やしてWebサイトで被リンクを獲得していく方法もあるのです。
SEO対策における被リンクの注意点
SEO対策において、被リンクにはいくつか注意点があります。
業者から被リンクを購入しない
かつて流行った「業者から被リンクを購入する」方法は、今では絶対にやってはいけない行為です。なぜなら不自然に大量の被リンクを購入すると、Googleからペナルティを受けて検索結果に表示されない可能性があるからです。
たしかに数多くの被リンクを獲得しているほど、Webサイトの評価は高くなります。一方でGoogleは、被リンクについて次のとおり明記しています。
”PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。”
引用:Google Developers「リンクプログラム」
このように、検索順位を意図的に上げるために被リンクを不正入手すると、Googleのガイドラインに違反します。そのため被リンクを購入するのではなく、正当な方法で被リンクを獲得できるように施策を打っていきましょう。
低品質な被リンクは拒否する
低品質の被リンクは、Googleからペナルティを受ける可能性があります。たとえ自分が意図していなくても、スパムなどによって外部から低品質の被リンクを貼られることがあります。
そのような低品質の被リンクに対応するために、こちらから外部リンクを拒否しましょう。低品質な被リンクとは、次のようなものを指します。
- 関連性の低いWebサイトの被リンク
- 信頼性の低い掲示板の被リンク
- 1つのサイトに大量に貼られた被リンク など
これらはGoogleからペナルティを受ける可能性があるので、Google Search Consoleを使ってこちらから被リンクを拒否します。
<被リンク拒否する手順>
1.Google Search Consoleにログインし、ページ左側の「リンク」を選択する
2.右上の「外部リンクをエクスポート」から「その他のサンプルリンク」→「CSVをダウンロード」を選択する
3.ファイルを保存する際に、文末を「.txt」に変更する
4.テキストファイルを開き、拒否したいリンクのみ並べる
※ドメインごと拒否したい場合は、ドメインの前に「domain:」をつける。
例.domain:yourbalance.biz/
<テキストファイルで拒否するリンク例>
https://〇〇~https://△△~https://■■~ domain:〇〇.com |
5.Google Search Consoleのリンクの否認に、4のテキストファイルをアップロードする
これで、スパムなどによる被リンクをこちらから拒否し、Googleからペナルティを避けられます。
被リンクを獲得してWeb集客を増やそう
被リンクとは外部サイトに設置されたリンクを指します。SEO対策でWeb集客を増やすために、自然に被リンクを獲得することは重要な施策と考えられています。
そこで、被リンクを獲得していくためには、良質なコンテンツづくりが欠かせません。ユーザー第一で提供する情報だからこそ、拡散したい方が増え、他サイトでも紹介されやすくなるのです。
ただし被リンクを業者から購入すると、Googleからペナルティを受けて検索結果に表示されなくなる可能性もあります。そのため、正当な方法で自然な被リンク獲得を目指しましょう。
弊社ではリフォーム・住宅・建築業界を中心にSEO対策を行っています。被リンク対策やコンテンツ制作でお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。