集客できるブログのキーワード(テーマ)選定方法について。4つの注意点も解説
デジタルマーケティング2021/5/31
目次
- ホームページのSEO順位をあげたい
- ブログを活用して集客したい
- どの様なテーマでブログを書いたら良いかわからない
自社サイトのブログを運用して集客につなげたいと思っている方は多いのではないでしょうか。ひと昔はブログを定期的に更新すればSEOで効果があると言われていましたが、最近のSEO事情は大きく変わっています。どの様なテーマでブログ(コンテンツ)を作成するかが非常に重要です。
この記事で外壁塗装業界やリフォーム業界において適切なブログ運用をするためのキーワードの選定方法について解説します。
ブログ運用においてキーワード選定が命
外壁塗装やリフォーム業界に限った話ではありませんが、ブログ運用(コンテンツマーケティング)においてキーワード選定が最も重要です。
なぜなら、キーワード選定こそが集客できるか否かに大きな影響を与える作業だからです。
キーワード選定とはユーザー(検索者)の”悩み”を探す作業です。
つまり、キーワード(テーマ)選びはユーザーの悩みを逆算して考えて選定しなければなりません。ただブログを書けば良い(更新性だけ保つ)という時代は終わりました。
ブログ運用の失敗例
外壁塗装業界のブログを見ていると「今日は〇〇の現場!天気も快晴です。」という様な内容を度々見ることがあります。ブランディング(信用性を高める)という観点では多少意味があるかもしれませんが、SEO(集客)的な観点ではほとんど意味がありません。
場合によっては作成したブログがGoogleにインデックスされていない可能性すらあります(Googleが価値がないコンテンツと判断して検索結果に表示させない)。
なぜSEO的に意味がないかというとそのブログを見たことによってユーザーにメリットがないからです。メリットの定義は様々ありますが例えば以下の様なことです。
- 知らない情報を知ることができた。
- 情報を知ることで困っていたことが解決できた。
ブログを作成するのであれば常にユーザーのメリットを考えなければなりません。
例えば自宅に訪問販売が来て施工を煽られた方がいるとします。その方が「外壁 ひび割れ」と検索した場合以下の様な検索意図が想像できます。
- ひび割れしてたら本当に塗装しないといけなの?
- うちのひび割れ方と同じケースの事例を見たい
- もし工事しなければいけないとなると、いくらの費用がかかるの?
- 外壁の塗装しなければいけない周期はどれくらいなのだろう。
「外壁 ひび割れ」というテーマでブログ(コンテンツ)を作成するのであれば上記の悩み(知りたいこと)に答えてあげられる記事でなくてはなりません。
それが(SEO的に)価値のあるブログです。
自分本位のブログを書いてしまっても、それを知りたい人や求めている人がいなければGoogleの検索結果にヒットすることはありません。つまり集客にはつながりません。
最も重要なので何度も申し上げると、ユーザーの悩みを想像してブログのキーワード(テーマ)を決めなければいけません。
2つのキーワードの探し方
今回はリフォーム業界の中でも外壁塗装ユーザーを集客するためのキーワード選定方法について2点解説します。
- お客様からの悩みをそのままブログにする
- ツールを使ってキーワードを選定する
お客様からの悩みをそのままキーワード(テーマ)にする
当然ですが、日々仕事をする中で多くのお客様から質問や相談をされると思います。そのお客様の悩みはブログを書く上での宝の山です。
具体例をあげるとキリがないですが、お客様から質問された内容をそのままブログに書くことをお勧めします。
大抵の場合、同じ様な悩みを抱えている人は多くいるでしょう。
SEOツールを使ってキーワードを選定する
ここからツールを用いて本格的、戦略的なキーワード選定方法について解説します。
キーワードのカテゴリ構造から考える
最初から検索キーワードをピックアップしても問題ないのですが、カテゴリから考えると取り組みやすいのでおすすめです。
細くカテゴリを記載すると膨大になりますが、外壁塗装業界では概ね以下2つのカテゴリ軸から考えるとキーワード(テーマ)を探しやすいでしょう。
- 施工内容(工事種別)
- 塗料
「施工内容(工事種別)」カテゴリとは具体的に以下の様なイメージです。
- 外壁塗装
- 屋根塗装
- 防水
- 雨漏り
- 張替え
- 葺替え..etc
「塗料」カテゴリは具体的に以下の様なイメージです。
(「塗料」メーカー軸)
- 日本ペイント
- 関西ペイント
- アステックペイント..etc
(「塗料」グレード軸)
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- フッ素..etc
キーワードを考える際は大枠(カテゴリ)から落とし込んで考えていくことが重要です。
関連キーワード調査ツールを使い執筆キーワードを絞り込む
カテゴリからある程度のキーワード(粒度)まで落とし込めたらここからは実際にツールを使い執筆キーワードを選定して行きます。
「外壁塗装」というキーワードだけではまだ執筆キーワードとしては大きすぎます。大きすぎると何がいけないかというと、ユーザーの「悩み」が見えてこない点です。
そこでこの記事では「ラッコキーワード」という無料のツールを用いてユーザーの悩み(キーワード)を探していきます。
※使い方は非常に簡単です。
まずツールに「外壁塗装」と入力してください。
検索ボタンを押すと以下の様に、多くの「外壁塗装」の関連キーワードが出てきます。
この関連キーワードは何かというと「外壁塗装」と検索した人が他にも検索しているキーワードの一覧です。
ここまでキーワードを絞り込むとユーザーの悩みが見えてきます。
例えば「外壁塗装 時期」というキーワードであれば、恐らく「外壁塗装の適切な時期はいつなのだろう??」と疑問を抱えているユーザーだと推測ができます。
ユーザーの悩みやりたいことが想像できればあとは簡単です。外壁塗装の適切な時期をいつなのかを解説するブログ(コンテンツ)を書けば良いのです。
上記は「外壁塗装」の例ですが「屋根塗装」ないしリフォーム業界全てのキーワードも同様の要領でキーワード(テーマ)を探すことができます。
キーワード選定4つの注意点
上記にプラスでキーワード選定の注意点について解説します。
以下の4点についても考慮してキーワードを選定できたらベストです。
- 1.検索ボリューム
- 2.問い合わせに近い(コンバージョン)キーワード選定
- 3.記事型のキーワード選定
- 4.キーワードのグルーピング
1.検索ボリューム
当然ではありますが、基本的に検索ボリュームが大きいキーワードを選ぶのが良いでしょう。
検索ボリュームは以下のツールを使用すれば調査可能です。
しかしながら、検索ボリュームが大きいキーワードは誰しも獲得したいと思っており、競合性が高いためSEO難易度は必然的に高くなります。
2.問い合わせに近い(コンバージョン)キーワード選定
せっかくブログを書くのであれば、外壁塗装や屋根塗装の検討意欲が高いキーワードを選定すると良いでしょう。つまり顕在層を狙いにいくということです。
例えば以下の検索キーワードであればどちらが施工意欲が高いでしょうか。
- 「外壁塗装 diy」
- 「外壁塗装 相場」
比較の例えが少々乱暴ではありますが、「外壁塗装 相場」と検索するユーザーの方が施工(発注)意欲は高いと推測できます。
3.記事(コラムor How to)型のキーワード選定
SEOで全く上がらない(可能性が高い)キーワードは残念ながら存在します。そこで重要になる考え方が、記事(コラムor How to)型のキーワードを選定するということです。
例えば、「東京 不動産」と検索すると以下の様にポータルサイト(検索サイト)の割合が非常に高くなります。この様なサイトはデータベース型サイトと言われ、これらのサイトよりSEOで上位獲得をするのは困難です。
今度は「東京 不動産 選び方」と検索してみます。すると以下の様にコラム型のコンテンツが検索結果に多く見受けられます。
コラム型記事の概念を理解するのは少し大変かもしれませんが、簡略的に説明すると悩みや知りたい情報を提供する記事です。
以下の様な言葉が付く記事はほぼコラム型になるので、検索結果の「タイトル」を見て、以下の様なタイトルの記事が多く存在している様であれば、積極的にそのキーワードを選定しましょう。
- 〜のメリット,デメリット
- 〜の方法、〜の仕方
- 〜のコツ,注意点
- 〜選、〜のポイント
- 〜とは
4.キーワードのグルーピング(重複の削除)
1つのキーワードに対して1コンテンツ(ブログ)を作成するという考え方が浸透していますが厳密にいうとそれは間違いです。
例えキーワードが異なっていたとしても、検索結果がほとんど同じであればまとめて一つの記事だけ執筆すると良いでしょう。つまり記事(ブログ)を書き分ける必要がないということです。
以下に「外壁塗装 費用」「外壁塗装 相場」という二つのキーワードで検索してみます。すると検索結果はほとんど同じになります。この様なケースは一つのキーワードとしてまとめてコンテンツを作成することが重要です。
なぜキーワードが異なるのに検索結果がほぼ同じになるかというと、ユーザーの「検索意図が同じ」だからです。
Googleの検索アルゴリズムは非常に優秀ですので、ユーザーが検索行動の目的を達成できる様に最適な検索結果表示をさせているのです。
上記2つに関して言えばどちらも「外壁塗装はいくらお金がかかるのか知りたい」という検索意図となります。
上記の様に検索意図が同じキーワードをまとめる作業をグルーピングといいます。自社のブログを書く際に是非参考にしてみて下さい。
ブログ中のキーワードの入れ方について
選定したキーワードの入れ方、差込み方の注意点について解説します。
まず大前提ですが、選定したキーワードは必ずブログのタイトルに入れて下さい。せっかく選定したキーワードがブログタイトルに入っていなければSEOで引っかかることはありません。
その上でブログタイトルをつける際は以下3点を注力するとより良いでしょう。
- 簡潔に結論が理解できるタイトルにする
- 要点は32文字以内に収める
- キーワードはなるべく最初に書く
簡潔に結論が理解できるタイトルにする
現代は情報で溢れているため、検索ユーザーは簡単に求めている答えにたどり着くことができます。それ故に自分の求めている答えに辿り着くのが少しでも困難になると大きなストレスがかかります。
検索行動も同様のことが言え、意味が理解できないタイトルや言い回しがくどいタイトルなどは基本的にはクリックされません。検索結果を見て最も答えを解決してくれそうなタイトルをクリックします。
シンプル簡潔を意識してタイトルを設定しましょう。
要点は32文字以内に収める
タイトルは32文字以内にしないといけない話を聞いたことがあるかもしません。SEO的な観点からいうと32文字を超えても問題はありません。
※キーワードを盛り込みすぎるのはSEO評価が分散するので辞めた方が好ましい。
しかしながら、32文字という文字数は検索結果で表示される限界数字であることが多いので、キーワードはもちろん伝えたい要点は32文字以内で記載すると良いでしょう。
キーワードはなるべく最初に書く
少々テクニック的な話ですが、人間の目線は左から読むということに慣れています。つまり検索結果のタイトル文章を読む際は左から読み始めます。
人間の読み方の傾向を考えると重要なキーワードはなるべく最初に盛り込んだ方が良いでしょう。
SEO要素を意識してブログを執筆しよう
キーワード選定は上記の容量で対応すればある程度問題ございませんが、SEOで上位表示させるためにはSEOライティングのテクニックが必要不可欠です。
SEOのポイントをピックアップすると膨大になりますが、始めのうちは検索キーワードをGoogleで検索してみて上位の記事を参考にしてブログを書いてみて下さい。
当然ですが、コピぺは絶対にしてはいけません。Googleからペナルティをくらうと、自社サイトが半永久的に上位表示できない可能性があります。
必ず自分の言葉で執筆する様にしましょう。
LUCYでは外壁業界のコンテンツはもちろん、エコキュート、水回り、太陽光、新築、不動産など幅広いコンテンツを成作しています。
ブログ運用でお困りのことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。